「Web面接って、対面と何が違うの…」 「カメラ越しだと、うまく伝わってる気がしない…」 「通信トラブルが起きたらどうしよう…」
Web面接は今や転職活動の標準。 企業の約8割がWeb面接を導入しています(エン・ジャパン調査 2024年)。
でも、対面面接と同じ感覚で臨むと落ちます。 Web面接には「Web面接ならではの落とし穴」があるからです。
この記事では、Web面接で失敗しないための準備・当日の流れ・評価されるポイントを完全解説。 読み終わる頃には、自信を持ってWeb面接に臨めるようになります。
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Web面接のリアルなデータ
まず、Web面接の現状をデータで確認しておきましょう。
Web面接の導入率(エン・ジャパン調査 2024年)
- 企業のWeb面接導入率:約80%
- 一次面接でWeb面接を実施:約70%
- 最終面接もWebで完結:約25%
一次・二次はWeb、最終だけ対面というパターンが主流です。
Web面接で不合格になる理由(doda調査 2023年)
- 通信・映像トラブル:15%
- 表情・印象が伝わりにくかった:22%
- 話し方・受け答えの問題:35%
- 準備不足が見えた:28%
「話し方・受け答え」と「準備不足」で6割以上。
技術的な問題より、基本的な準備・対策ができているかが合否を分けます。
Web面接経験者の体験談
Aさん(32歳・営業職 → IT企業に転職成功)
「最初のWeb面接は散々でした。自宅のWi-Fiが不安定で、途中で映像が止まった。面接官の声も途切れ途切れで、質問を聞き返すことが3回もあった」
「結果は不合格。後から振り返ると、事前にネット環境のテストをしていなかったのが敗因。2回目以降は有線LANに切り替えて、前日にテスト通話もするようにしました」
「対策してからは通過率が上がりましたね。Web面接は『準備』がすべてだと実感しました」
Bさん(28歳・事務職 → 人事職に転職成功)
「対面面接は得意だったんですが、Web面接は苦手でした。画面越しだと、自分の熱意が伝わっている気がしなくて」
「転機は、友人に模擬面接を録画してもらったこと。見返したら、思った以上に無表情で、声も小さかった。画面越しだと表情が伝わりにくいんですね」
「それからは、意識的に表情を大きく、声もワントーン上げるようにしました。カメラ目線も練習して、3社目で内定をもらえました」
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【結論】Web面接は「準備と環境」で勝負が決まる
Web面接の合否を分けるのは、当日のトークスキルより「事前準備」と「環境整備」。
対面面接との違い
| 項目 | 対面面接 | Web面接 |
|---|---|---|
| 第一印象 | 入室時の姿勢・表情 | 画面に映った瞬間 |
| 視線 | 相手の目を見る | カメラを見る |
| 声 | 普通のトーンでOK | 大きめ・明るめが必要 |
| 環境 | 企業側が用意 | 自分で整える必要あり |
| トラブル | ほぼない | 通信・機材トラブルあり |
Web面接は「自分でコントロールすべき要素」が多い。 だからこそ、準備した人が勝ちます。
押さえるべき3つのポイント
- 通信・機材環境を完璧にする
- 映り方(照明・背景・服装)を整える
- Web面接用の話し方を身につける
この3つができていれば、Web面接で落ちることはほぼありません。
Web面接でよくある失敗例
Web面接で落ちる人には共通パターンがあります。 自分が当てはまっていないか、チェックしてください。
失敗例①:通信・映像・音声のトラブル
よくあるトラブル
- 映像がカクカクする・止まる
- 音声が途切れる・聞こえにくい
- 突然接続が切れる
- ハウリング(エコー)が起きる
これらは「準備不足」が原因。 事前テストをしていれば、ほぼ防げます。
対策
- 有線LANを使う(Wi-Fiより安定)
- 前日にテスト通話をする
- イヤホンマイクを使う(PCの内蔵マイクは音質が悪い)
- 使わないアプリは閉じておく
失敗例②:カメラ・背景・服装の問題
よくある失敗
- カメラ位置が低く、見下ろす角度になっている
- 逆光で顔が暗く見える
- 背景がごちゃごちゃしている
- 上半身だけスーツ、下は部屋着(立ち上がってバレる)
画面に映る「見た目」は第一印象を大きく左右します。
対策
- カメラは目線の高さに設置
- 顔の正面から光が当たるようにする
- 背景はシンプルな壁・バーチャル背景
- 全身スーツを着る(念のため)
失敗例③:話し方・受け答えの問題
よくある失敗
- 画面を見て話す(カメラを見ていない)
- 声が小さい・こもっている
- 表情が硬い・無表情
- 相槌がなく、聞いているか分からない
- 話が長い・結論が分からない
対面では伝わるニュアンスが、Web面接では伝わりにくい。
「大げさかな」と思うくらいがちょうどいいです。
対策
- カメラを見て話す(画面ではなく)
- 声は普段より1.2倍大きく
- 表情は普段より1.5倍豊かに
- 相槌は大きくうなずく
- 結論ファーストで端的に話す
Web面接の事前準備チェックリスト
当日慌てないために、事前に準備を完璧にしておきましょう。
PC・通信環境
- [ ] 有線LAN接続にする(可能であれば)
- [ ] Wi-Fiの場合、ルーターの近くで行う
- [ ] 使用するツール(Zoom/Teams/Google Meet等)をインストール
- [ ] アカウント作成・ログイン確認
- [ ] カメラ・マイクの動作確認
- [ ] 前日にテスト通話を実施
- [ ] PCの充電を満タンにする(念のため電源接続)
- [ ] 使わないアプリ・ブラウザタブを閉じる
- [ ] 通知をオフにする(Slack、LINE、メール等)
カメラ位置・照明
- [ ] カメラは目線の高さに設置
- [ ] 顔の正面から光が当たる配置
- [ ] 逆光になっていないか確認
- [ ] 顔が明るく映っているか確認
- [ ] 背景はシンプルな壁 or バーチャル背景
カメラ位置の調整方法
- ノートPCなら、本や箱を下に置いて高さを出す
- 外付けWebカメラなら、モニター上部に設置
- スマホなら、スタンドで固定して目線の高さに
照明のポイント
- デスクライトを顔の正面に置く
- 窓を背にしない(逆光になる)
- リングライトがあればベスト
音声・マイク
- [ ] イヤホンマイク or ヘッドセットを使用
- [ ] マイクテストで音量確認
- [ ] 周囲の雑音が入らない環境か確認
- [ ] 家族・同居人に面接時間を伝えておく
- [ ] ペット・インターホン対策
おすすめマイク環境
- 有線イヤホンマイク(安価で安定)
- Bluetoothイヤホン(遅延に注意)
- ヘッドセット(長時間でも疲れにくい)
PC内蔵マイクは音質が悪く、タイピング音も拾いやすいので避けましょう。
背景・服装
- [ ] 背景に余計なものが映っていないか
- [ ] バーチャル背景を使う場合は事前テスト
- [ ] スーツ着用(上下とも)
- [ ] 髪型・身だしなみを整える
- [ ] アクセサリーは控えめに
背景の選び方
- シンプルな白・グレーの壁がベスト
- 本棚は整理されていればOK
- バーチャル背景はシンプルなものを選ぶ
- 派手・カジュアルすぎる背景はNG
服装のポイント
- 対面面接と同じ服装(スーツ推奨)
- 白・薄い色のシャツは顔が明るく見える
- 細かい柄は画面で見づらいので避ける
- 上半身だけでなく全身整える
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Web面接当日の流れ
当日の流れを把握しておけば、落ち着いて臨めます。
面接30分前
- [ ] PC起動、ツール立ち上げ
- [ ] カメラ・マイク・通信の最終確認
- [ ] 背景・照明の最終確認
- [ ] 身だしなみの最終確認
- [ ] 手元に履歴書・職務経歴書を用意
- [ ] メモ用紙・ペンを用意
- [ ] 飲み物を用意(喉が渇いた時用)
- [ ] トイレを済ませる
面接5〜10分前
- [ ] 面接URLにアクセス
- [ ] 待機画面で待つ(入室許可を待つ)
- [ ] 深呼吸して気持ちを落ち着ける
入室タイミング
- 5分前にはURLにアクセスして待機
- 早すぎる入室(10分以上前)は避ける
- 時間ぴったり〜1分前に入室が理想
面接開始〜挨拶
面接官が入室したら、明るい表情で挨拶。
挨拶の例 「本日はお時間いただきありがとうございます。〇〇と申します。よろしくお願いいたします」
ポイント
- カメラを見て話す
- 明るい表情・声のトーン
- 軽く会釈する
面接中の受け答え
基本の流れ
- 質問を最後まで聞く
- 一呼吸置く(0.5秒)
- 結論から話す
- 理由・具体例を補足
- 簡潔にまとめる
Web面接特有のポイント
- 話し始める前に一呼吸置く(音声の遅延対策)
- 相手の話が終わったか確認してから話す
- 聞こえにくかった場合は遠慮なく聞き返す
クロージング
面接終了時も印象が残ります。
終了時の例 「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。御社で働ける機会をいただけましたら幸いです。引き続きよろしくお願いいたします」
ポイント
- 感謝を伝える
- 入社意欲を示す
- 最後まで明るい表情を維持
- 面接官が退出してから自分も退出
Web面接で評価される話し方・立ち振る舞い
Web面接で好印象を与えるためのポイントを解説します。
カメラ目線の重要性
Web面接で最も大事なのが「カメラ目線」。
なぜカメラを見るのか?
- 画面を見ると、相手からは「目線が下」に見える
- カメラを見ると、相手には「目を見て話している」ように映る
練習方法
- カメラの横に付箋を貼る(目印にする)
- 鏡で話す練習をする
- 録画して自分の目線を確認
最初は違和感がありますが、慣れれば自然にできるようになります。
声量・トーンの調整
Web面接では、普段より声を大きく・明るくする必要があります。
理由
- マイクを通すと声がこもりやすい
- 音声圧縮で抑揚が失われやすい
- 画面越しだとエネルギーが伝わりにくい
具体的な調整
- 普段の1.2〜1.3倍の声量
- トーンは普段より少し高め
- 語尾まではっきり発音
- 適度な間を入れる
相槌・リアクション
対面では自然にできる相槌も、Web面接では意識的に行う必要があります。
効果的な相槌
- 大きくうなずく(首を動かす)
- 「はい」「なるほど」と声に出す
- 表情で反応を示す(笑顔・真剣な顔)
NG行動
- 無表情でじっとしている
- 小さくうなずくだけ
- 相槌を打ちすぎる(話を遮る)
結論ファーストの話し方
Web面接では「話が長い」は致命的。 通信環境によっては、途中で切れるリスクもあります。
結論ファーストの構成
- 結論(答え)を最初に言う
- 理由を1〜2つ述べる
- 具体例で補強する
- 簡潔にまとめる
例:「あなたの強みは何ですか?」
❌ NG(結論が後) 「私は前職で営業をしていまして、新規開拓を担当していました。最初は苦戦したのですが、試行錯誤を重ねて…(長い)…なので、粘り強さが強みです」
⭕ OK(結論ファースト) 「私の強みは粘り強さです。前職の新規営業で、最初の3ヶ月は成約ゼロでしたが、アプローチ方法を改善し続け、半年後には月間トップの成績を達成しました」
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Web面接のよくある質問と回答例
Web面接で聞かれやすい質問と、回答のポイントを紹介します。
技術的な質問
Q:「通信環境は問題ありませんか?」
A:「はい、有線LANで接続しており、事前にテスト通話も行いました。問題なく通信できております」
ポイント:事前準備をしていることをアピール
Q:「Web面接は慣れていますか?」
A:「はい、前職でもオンライン会議を日常的に行っておりましたので、問題ございません。本日も事前に環境テストを行い、準備万端で臨んでおります」
ポイント:業務でのオンライン経験があれば触れる
転職理由
Q:「なぜ転職を考えているのですか?」
A:「現職では3年間、法人営業として経験を積み、目標達成率120%を維持してきました。この経験を活かしつつ、より裁量の大きい環境でチャレンジしたいと考え、転職を決意しました。御社の〇〇事業に魅力を感じ、私の営業経験を活かして貢献したいと考えております」
ポイント:
- ネガティブな理由は言わない
- 現職での実績を簡潔に
- 志望動機につなげる
逆質問
Web面接でも逆質問は重要。準備しておきましょう。
おすすめの逆質問
「御社で活躍している方に共通する特徴があれば教えてください」
「入社後、最初の3ヶ月で期待される成果はどのようなものでしょうか」
「〇〇事業について、今後の展望をお聞かせいただけますか」
避けるべき逆質問
「残業はどのくらいありますか?」(最初に聞くと印象が悪い)
「リモートワークはできますか?」(条件面は内定後に確認)
「特にありません」(絶対NG)
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Web面接ならではの注意事項
対面面接にはない、Web面接特有の注意点をまとめます。
通信トラブルが起きた場合
映像が止まった・音声が途切れた場合
- 慌てずに「少々お待ちください」と伝える
- 接続を確認する
- 改善しない場合は一度退出して再入室
- それでもダメなら電話で連絡
完全に接続が切れた場合
- すぐに再接続を試みる
- 復旧しない場合は電話で連絡
- 「通信トラブルが発生しました。申し訳ございません」と謝罪
- 再接続 or 日程変更を相談
事前に連絡先を控えておく
- 採用担当者の電話番号
- 緊急連絡先のメールアドレス
トラブルが起きても、冷静に対処できれば印象は悪くなりません。
予備機材の用意
万が一に備えて、予備を用意しておくと安心です。
用意しておきたいもの
- スマートフォン(PCがダメな場合のバックアップ)
- モバイルルーター or スマホのテザリング
- 予備のイヤホンマイク
- 充電ケーブル・モバイルバッテリー
「PCが起動しない」「Wi-Fiが死んだ」といった緊急事態でも、スマホがあれば対応可能です。
スマホ vs PC、どちらがいい?
結論:PCがおすすめ
| 項目 | PC | スマホ |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 大きい | 小さい |
| 安定性 | 高い | やや不安定 |
| 資料参照 | しやすい | しにくい |
| カメラ位置 | 調整しやすい | 固定しにくい |
| 印象 | ビジネス感がある | カジュアルに見える |
スマホを使う場合の注意点
- 必ずスタンドで固定する(手持ちNG)
- 横向きにする
- 通知をすべてオフに
- 充電しながら行う
どうしてもスマホしかない場合は、上記を守れば問題ありません。
よくある質問(FAQ)
Q1:Web面接用のツールは事前にインストールすべき?
はい、必ず事前にインストールしてください。
よく使われるツール
- Zoom
- Microsoft Teams
- Google Meet
- Webex
面接案内に使用ツールが記載されているはずです。 前日までにインストール・ログイン確認をしておきましょう。
Q2:バーチャル背景は使っていい?
使っても問題ありません。ただし、シンプルなものを選んでください。
OK
- 無地の背景(白・グレー・ベージュ)
- オフィス風の背景
- 本棚・観葉植物など落ち着いた背景
NG
- 派手な色・柄の背景
- キャラクター・アニメ系
- ビーチ・リゾート系
バーチャル背景は輪郭がぼやけることがあるので、事前にテストしてください。
Q3:メモを見ながら話していい?
見ても良いですが、読み上げはNG。
OKな使い方
- キーワードをチラ見する程度
- 逆質問のメモを確認する
- 企業情報を確認する
NGな使い方
- 原稿を読み上げる
- ずっと下を向いている
- カンペを画面に貼る(バレます)
視線が下がりすぎると「メモを読んでいる」とバレるので注意。
Q4:途中で水を飲んでいい?
はい、問題ありません。
「少々お水をいただいてもよろしいでしょうか」と一言断れば印象も悪くなりません。 ペットボトルや蓋付きのコップを用意しておきましょう。
Q5:複数回の面接、全部Webで行われる?
企業によります。
よくあるパターン
- 一次:Web、二次:Web、最終:対面
- 一次:Web、二次以降:対面
- 全てWeb(フルリモート企業など)
最終面接は対面になることが多いですが、遠方の場合はWebで完結することも。 事前に確認しておきましょう。
Q6:Web面接と対面面接、評価基準は違う?
基本的な評価基準は同じです。
- コミュニケーション能力
- 志望動機・転職理由
- スキル・経験
- 人柄・カルチャーフィット
ただし、Web面接では「画面越しでも伝わるか」が重要。 表情・声・話し方をより意識する必要があります。
Q7:面接中に家族やペットが映り込んだらどうする?
慌てずに対処しましょう。
対処法
- 「申し訳ございません、少々お待ちください」と伝える
- 映り込みを解消する
- 「失礼いたしました」と謝罪して再開
事前に家族に時間を伝えておく、ペットは別室に移動させるなど、予防策が大事です。
転職活動の全体像を把握したい人はこちら。
転職のタイミングを見極めたい人はこちら。
まとめ
Web面接は「準備と環境」で勝負が決まります。 対面面接と同じ感覚で臨むと、思わぬところで評価を落とします。
Web面接で押さえるべきポイント
| カテゴリ | 押さえるべきこと |
|---|---|
| 通信環境 | 有線LAN推奨、前日テスト必須 |
| 機材 | イヤホンマイク使用、予備も用意 |
| 映り方 | カメラ目線、照明は正面から |
| 背景 | シンプルな壁 or バーチャル背景 |
| 服装 | 全身スーツ、清潔感重視 |
| 話し方 | 声大きめ、結論ファースト |
| リアクション | 表情豊かに、相槌は大きく |
事前準備チェックリスト(最低限)
- [ ] 使用ツールのインストール・ログイン確認
- [ ] カメラ・マイクの動作確認
- [ ] 通信環境の確認(有線LAN推奨)
- [ ] 前日にテスト通話
- [ ] 背景・照明の確認
- [ ] 服装・身だしなみの確認
トラブル対策
- 予備機材(スマホ)を用意
- 採用担当の連絡先を控えておく
- トラブル時は慌てず冷静に対処
Web面接は準備すれば怖くありません。 この記事のチェックリストを使って、万全の状態で臨んでください。
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